医療事務資格はどれがいいの?
資格試験の難易度はどれくらい?
医療事務の資格は意味ない!って聞いたけど。。
医療事務として10年以上勤務し、新人採用や派遣社員の受入れ等にもたずさわってきたので、医療事務の資格についてこのような質問をよく受けます。→プロフィールはこちら
ここでは医療事務資格についてあなたが疑問や不安に思っていること、資格取得前に知っておいて欲しい大事な3つのポイントをお伝えします。
おすすめの資格・講座もズバリ紹介します。
医療事務の資格試験や講座について、選ぶポイントや取得する前に知っておいて欲しいポイントなどを出来るだけ分かりやすくお伝えしていますが、「細かいことはいいから、どれがいいのかおすすめの資格を教えて欲しい!」という方も多いでしょう。
実際”資格”について詳しくなっても、残念ながらあなたの就職には役立ちません。それよりも資格講座にすぐ申込むなり、資料請求したほうがあなたの就職に確実に近づくでしょう。
独学の場合は、資格試験の情報や参考書や問題集などのテキスト、過去問をどうやって入手するか。をまず調べる必要があります。
ですので、最初におすすめの医療事務資格講座をお伝えします。
医療事務として働くのに資格は必須ありませんので、すでにどれかの資格に向けて勉強を始められているならその学習を続けてください。
資格によって就職が大きく影響されることはありません。
学習してしっかりと資格に合格したという結果があれば、どの資格であっても十分自信を持って就職面接に臨めます。
これから始めるという方で、しっかりと学びたいという場合にはヒューマンアカデミーの「医療事務講座(医科)+受験対策コース」をおすすめしています。
おすすめの理由は3つ
せっかく資格が必須でない医療事務を時間と費用をかけて学ぶのですから、「就職に有利だから」だけでなく、医療事務員としての将来につながるしかっりとした知識・技能を学んでいただければと思います。
ヒューマンアカデミーの医療事務講座は講座の質・内容ともに充実していて「医科2級医療事務実務能力認定試験」「2級医療秘書実務能力認定試験」「診療報酬請求事務能力試験」の3つの資格を狙えます。
医療機関からの評価が非常に高い「診療報酬請求事務能力試験」まで一気に学び、就職で有利になるとともに、将来的にも役立つ基礎知識をしっかりと身に付けてください。
まずは、他の医療事務講座と比較する基準としても無料の資料請求を行うことをおすすめします。
*しつこい営業電話等は一切ありませんので安心してください。
(お名前・電話番号・メールアドレス等を入力すればすぐに見られるデジタルパンフレットや、より詳しく知りたい方はオンラインや対面での無料説明会もあります。)
教室受講だけでなく、オンラインライブ授業で全国どこからでも受講できます。通信講座を検討されている方も是非詳細を確認してみてください。
自宅からでも通学講座と同じ質の授業とサポートが受けられます。
医療事務とは、病院やクリニックなどの医療機関で行われる事務業務のことで、特に一般的な事務職では行わない医療機関ならではの事務業務を医療事務と呼んでいます。具体的な仕事内容としては大きく分けて次の3つがあります。
患者さんの保険証の確認や、初診の患者さんであれば診察券の発行、またカルテの基本情報入力などを行います。
診察後には診療内容(カルテ)から診療費を計算し請求書(内訳含む)の発行、会計手続き等を行います。
一般的な接客とは異なる、医療機関ならではの患者さんへの対応(接遇)も非常に大切です。
医療事務として特に専門性が求められる業務です。
医療機関が患者さんから支払ってもらう医療費は自己負担の3割部分だけです。残りの7割は患者さんの加入する健康保険組合、国民健康保険に請求する必要があります。
具体的には1か月毎にレセプト(診療報酬明細書)を作成し、審査支払機関へ請求します。
レセプトではカルテを読み取り傷病と処置内容、薬の対応がおかしくないか、診療費の基となる診療報酬点数が間違っていないか等をチェックできる能力が必要です。
外来クラークと病棟クラークがあります。
外来クラークでは受付け業務の他、医師や看護師と連携した患者さんの誘導や各種手続き、カルテやレントゲン等の検査データの整理などを行います
。
病棟クラークでは外来クラークの業務に加え、入退院手続き、食事伝票の管理、手術や検査のスケジュール管理などを行います。
また高額療養費などの患者さんが利用できる制度を分かりやすく説明することも大切です。
医療事務の資格と一口に言っても、業務内容全般を問われる試験から接遇やレセプト等の特定の技能・知識に特化した試験まで実に多くの種類の資格試験があります。
資格試験の正式名称は
医療事務全般に関する資格だけでも10種類以上、その他「診療報酬請求(レセプト)業務」や「調剤薬局事務」、「医療秘書」、「診療情報管理」、「医事コンピュータ(レセコン)」、「介護事務」、「医師事務作業補助者(医療クラーク)」、「DPC(診療群分類総括評価)」など関連資格を含めると100種類以上あります。
それらを総称して「医療事務資格」と呼ばれています。
医療事務資格に国家資格はなく、すべて民間団体や主催学校等の認定資格となります。
したがって、資格試験の難易度もそれぞれなのですが、初心者におすすめの医療事務全般に関する試験ですと、学習期間3ヵ月、合格率60~80%程度となります。
ほとんどの医療事務試験の特徴としてテキスト等の持ち込みが可能で暗記がそれほど必要でなく、簡単とは言いませんが真面目に勉強すればそれほど難しい試験ではありません。
全くの初心者の場合ですと200時間程度の勉強時間は確保する必要があるでしょう。
医療事務資格の中で最も知名度が高く、難易度も高い試験はレセプトに特化した「診療報酬請求事務能力認定試験」です。
難易度は、学習期間9か月(勉強時間500時間)程度、合格率30%前後となります。
医療事務が未経験の方や初めて医療事務資格を狙う初心者の方は、一つの分野・業務に特化した試験より医療事務全般を試験範囲とする資格試験がおすすめです。
初心者・未経験者におすすめの医療事務資格を難易度と共に紹介します。
主催団体 |
一般財団法人 日本医療教育財団 |
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試験概要 | 医療機関等における受付業務、診療報酬請求事務業務に関する職業能力を審査 |
試験実施 |
毎月 |
試験内容 |
実技1:患者接遇2問(記述式) |
難易度 |
標準学習期間:3ヵ月 |
その他 |
受験者数最大 |
学べる講座 | ニチイ学館他 |
主催団体 |
全国医療福祉教育協会 |
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試験概要 | 診療報酬明細書作成技能を含む診療報酬に関する知識、医療関連法規に関する知識を客観的に判断 |
試験実施 |
会場受験:年3回 |
試験内容 |
学科:医療事務知識20問(マークシート) |
難易度 |
標準学習期間:3ヵ月 |
その他 | 一般申込みは在宅受験 |
学べる講座 | ヒューマンアカデミー他 |
主催団体 |
全国医療福祉教育協会 |
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試験概要 | 医療事務の実務における基本習熟度を客観的に判断 |
試験実施 |
毎月 |
試験内容 |
学科:医療事務知識30問(マークシート) |
難易度 |
標準学習期間:2ヵ月 |
その他 | 会場受験もあり |
学べる講座 | ユーキャン、たのまな(ヒューマンアカデミー通信講座)他 |
主催団体 |
株式会社 技能認定振興協会(JSMA) |
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試験概要 | 医療事務を目指すにあたり理解しておくべき基本的事項や算定ルール・要件を理解していることを評価・認定 |
試験実施 |
毎月(在宅試験)、随時(インターネット試験) |
試験内容 |
学科:医療事務知識40問(択一式) |
難易度 |
標準学習期間:3ヵ月 |
その他 | 合格基準点は在宅試験80%以上、インタネット試験70%以上 |
学べる講座 | ソラスト |
主催団体 |
日本医療事務協会(JMCA) |
---|---|
試験概要 | 医療事務全般の基本的な知識と技術を審査 |
試験実施 |
毎月 |
試験内容 |
学科:医療事務知識(正誤20問 記述5問) |
難易度 |
標準学習期間:2ヵ月 |
その他 |
受験前に課題提出が必要 |
学べる講座 | 日本医療事務協会 |
医療事務全般の資格試験と一口言っても、出題内容や求められる知識・技能は異なります。
(例えばレセプトを手書き作成しなくてはいけないのか、正誤の判断だけでよいのか等)
また資格試験によっては、特定の講座を受講修了していることが受験条件となっている試験もあります。
したがって、どの通学・通信講座で学ぶかによって、取得できる資格が決まってしまいます。
「どこでとるのがいい?」というより、どの医療事務資格を狙うのかが決まればどこで学ぶかもほぼ決まるということです。
医療事務資格の取り方は、通学講座、通信講座等で学ぶ方法、独学で勉強する方法があります。
医療事務講座で学ぼうと考えている場合は、どの医療事務資格を取得できるのかが一番大事ですが、履歴書の添削、仕事の紹介・斡旋、就職カウンセリングといった資格合格後のサポートもしっかり確認して講座を選んでください。
コロナ禍の対策もあり、通学講座でも同時にオンラインライブ授業を行い、教室に通わずとも全国どこからでも受講できる体制を整えているスクールが増えています。
近くに教室がないからと通信講座だけにしぼるのでなくオンライン講座も積極的に検討しましょう。
教室受講のように講師の当たり外れなく、もれなく一流講師の講義が受けられるオンライン講座ならではのメリットもあります。
一方、独学で医療事務資格の取得を目指す場合は、決して無理ではありませんが簡単ではないことを覚悟しおきましょう。
このような医療事務ならでは知識をそれぞれの専門用語とともに習得する必要があります。
未経験者であればなおさらです。全く知らない分野を一から一人で学ぶことには相応の時間と努力が必要となります。
費用的な面だけでなく、一人で理解するまでの時間や、資格合格までやりきるモティベーション。そのような面もしっかり考え独学で目指すかどうかを判断して下さい。
独学で医療事務の資格合格を目指す場合の勉強方法は、他の学習系資格と同様、参考書・問題集などのテキストで勉強し、過去問で理解度のチェックと対策をしていくことになります。
独学で挑戦すると決められた方へ、学習を開始するまでの流れと注意点をお伝えします。
まずはどの資格試験を狙うのか決める必要があります。
初心者、未経験者であれば医療事務全般が問われる試験を選びましょう。
次に、申込期日や試験日、試験概要(試験範囲や出題形式など)を確認します。
特に大事なのは受験資格です。資格試験によってはスクールや専門学校、大学等の認定講座を修了していることが受験資格となっている試験がありますので注意してください。
医療事務の基礎的知識を問う資格試験の一部には、特定業務に特化した試験でもないのにレセプト作成・点検が試験範囲に含まれないものもあります。
はっきり言ってレセプトを学ばないのであれば、わざわざ資格の勉強をする意味がありません。そのような資格試験は選ばないほうが良いです。
狙う医療事務資格が決まったら、その資格試験にあった参考書、問題集と言ったテキストを入手する必要があります。
しかし、残念ながら一般の本屋さんで医療事務資格のための参考書等はほぼ売られていません。というか出版自体されていない資格がほとんどです。
したがって、一部の資格スクール等で販売されているものを直接購入するか、メルカリ等で医療事務講座のテキストを入手する必要があります。
過去問も、テキストと同様一般的に市販されておらず入手は困難です。資格試験によっては試験問題を都度回収する試験もあります。
どうしても欲しい場合は過去問もテキストと同様、メルカリ等で探す必要があります。
メルカリにて探すと多くの医療事務講座のテキスト等が見つかります。そういったものを利用するのも良いでしょう。
ただし、診療報酬は原則2年毎に(薬価は毎年)改定されますので、何年の改定に対応したものか確認が必要です。
医療事務資格は女性に大変人気で、ネットでも様々な情報が溢れています。
Yahoo知恵袋や教えてgooなどのQAサイトをのぞくと医療事務の資格について多くの質問を見かけます。
その回答は、まともなもの3割、後の7割は全否定という感じですが。。。
一方、医療事務の資格講座のホームページを見ると、医療事務は女性にとって魅力的な仕事と紹介され、資格を取れば即戦力と書かれていることも多いです。
医療事務に限ったことではありませんが、スクールも生徒を集めなければいけないので致しかたない面もあると思いますが正直鵜呑みにしてしまうとダメだと思っています。
ここでは医療事務資格の現実の評価や立ち位置を、できるだけ分かりやすくお伝えします。
既にお伝えした通り、医療事務の資格というのは100種類以上あり、その中に国家資格はありません。
ですから、資格合格したとしても就職に極めて有利と言うことはありません。
普通に考えてみれば納得されると思いますが、医療機関で働く医師や看護師、検査技師等は数年間勉強のうえ難しい国家資格に合格した人たちです。
そのような人たちの中で3ヶ月程度の勉強で取得できる民間資格が評価されるでしょうか?
もし、「資格さえ取れば、すぐに就職できる。」と思っているなら大きな間違いです。
医療事務の資格や試験に合格するための勉強を否定しているのではありません。
就職において『経験なし、資格なし』よりも『経験なし、資格有り』のほうが有利なことは確かです。
ですが、資格さえ取れば就職は楽勝と思っているなら、そうではなく資格を取ってスタートラインくらいに考えている方がよいでしょう。
ただし、資格合格してから就職活動ではなく、合格前でもチャンスがあればどんどん就職活動は行うべきです。
ポイント1:医療事務の資格は就職へのスタートライン
医療事務の業務全般を試験範囲とする資格(正規名称)を一覧にしました。
資格正式名称 | 主催団体 |
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医療保険士認定試験 | 医療保険学院(株式会社エム・アイ・シー) |
医療事務検定試験 | 日本医療事務協会(学校法人三幸学園グループ・株式会社日本教育クリエイト) |
医科医療事務検定試験(1級、2級、3級) | 全国医療技能検定協議会(ANMC) |
医科医療事務検定試験(1級、2級、3級) | 一般社団法人日本医療報酬調査会(JMRI) |
医科医療事務検定試験(1級、2級、3級) | 医療福祉教育振興グループ日本医療事務検定協会 |
医療事務資格試験 | 一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP) |
医療事務基礎検定試験 | 一般財団法人日本ビジネス技能検定協会 |
医療事務(医科)能力検定試験(1級、2級、3級) | |
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) | 一般財団法人日本医療教育財団 |
医事業務管理技能認定試験(医事業務管理士) | |
医療事務士認定試験 | 一般財団法人日本病院管理教育協会 |
医事管理士認定試験 | |
医療事務管理士技能認定試験 | 株式会社技能認定振興協会(JSMA) |
医療情報実務能力検定試験(1級、2級医療事務実務士)/ | 特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会(MEDIN:メッドイン) |
医科2級医療事務実務能力認定試験 | 特定非営利活動法人全国医療福祉教育協会 |
医療事務認定実務者試験 | |
医療保険請求事務者認定試験(1級・準1級・2級) | 株式会社全国医療関連技能審査機構 |
全く同じ名称・級の資格もありますが違う試験です。
知っておいて欲しいことは、採用する側の病院は何十種類もある医療事務資格やその違いなど知らないということです。
医療事務の資格は国家資格でなく、仕事に必須でもない。そのうえ医療機関でそれほど評価されるわけでもない。
それなら、資格は意味ない。必要ない。と思う人もいるでしょう。
知恵袋などで資格に否定的な回答をされている経験者の方には、未経験・知識なしで就職し、そこから経験を積み重ねてきた人も多いでしょう。
ですが、そのような人も医療事務の仕事が未経験者が1週間や2週間そこらでこなせるようになる仕事でないことには同意されるでしょう。
医療機関での難解な専門用語や仕組みを全く知らないのと、基本的なことを理解しているのでは、仕事を覚えるスピードや慣れるまでのしんどさが全く違います。
そのうえ、資格取得イコール就職とはならないものの、未経験であっても基礎知識は習得していること、また勉強をしたという実績は仕事に対する取り組み姿勢が口先だけでないことの証となります。
医療事務の資格それ自体は大きく評価されずとも、医療事務になるために資格を目指し勉強した姿勢はあなたの大きなアピールポイントとなります。
したがって、経験者であれば医療事務の資格はことさら必要ないでしょうし、未経験者であっても他の未経験者に勝るアピールポイントがあるなら資格は意味ないといえるかもしれません。
ポイント2:医療事務の資格試験で学んだ知識より勉強した姿勢が評価される
医療事務になるためには、当然病院やクリニックの求人への応募がスタートになりますが、資格合格前の勉強中であっても求人情報は常にチェックしチャンスがあればどんどん応募していきましょう。
では、医療事務に向いている人とはどんな人でしょう。医療事務にとって大切なことは?
就職面接ではそれらの能力・資質があることを効果的にアピールする必要があります。
医療事務の大切な仕事の一つに病院の受付業務があります。患者さんにとっては、病院で最初に接し、そして最後の会計時に接する病院関係者でありいわば「病院の顔」として、病院の印象を決定づけると言っても過言ではありません。病院としての安心感や信頼感を持ってもらえるよう姿勢や言葉遣いにも配慮が必要です。
また、医療事務は一人で黙々と行う仕事ではありません。医師や看護師、他のスタッフと連携してスムーズな診療を行っていくにもコミュニケーション力がとても大切になります。
医療事務ではレセコン(レセプトコンピューター)や電子カルテといった専用ソフトの操作だけでなく、各種書類や資料、またちょっとした掲示物作成などパソコンを操作する業務は多くあります。
パソコンに対する高度な知識は不要ですが、基本的操作およびワード、エクセル、パワーポイントを一通り使える基礎知識は必要になります。
忙しい医療機関の中で、医師や看護師と連携を取って診療をスムーズに進めるために、各種準備や手配、連絡など状況を観察して適切な気遣いができることが求められます。
また、患者さんは普通の状態でなく、どこかに痛みや辛さを患った状態であることがほとんどです。調子が悪そうであったり様子が変わったなら、声をかけたり看護師に伝えたりといった常に周りに目を配る気遣いも必要になります。
医療機関を取り巻く制度は頻繁に変更されます。コロナ対応のように必要手続きや書類がころころと変わることもあります。
また、診療報酬は原則2年ごとに改定されますので、そのような変化に適切に対応していくためにも常に勉強する勤勉性が求められます。
医療事務の資格は仕事に就くために必須ではありませんし、多くの関連資格のほとんどを採用する側の医療機関は知りません。
ですから履歴書で資格名を記載するだけでなく、資格試験のために学んだことをきちんとアピールしましょう。
医療事務の基礎知識はもちろん、患者さんに対する気配りや言葉遣い(接遇)を学んだならその点も大いにアピールすべきです。
そして、やる気があるから医療事務の資格を取ったこと、これからも学び続ける気持ちがあることを伝えましょう。
「やる気」や「気持ち」は応募者の誰しもが言うことですが、資格合格はその言葉の裏付けになります。
ポイント3:医療事務の資格合格は医療事務員としての資質がある裏付けとなる
医療事務の資格に否定的な面もお伝えしましたが、資格を否定しているわけでも、ましてや医療事務の仕事自体を否定しているのでもありません。
医療事務は手に職をつけられる専門職であり、女性にって魅力的な仕事であることは間違いありません。
また、医療機関で医師や看護師と患者さんの橋渡し役として、間接的にですが病気で困っている人を助けることができ、感謝もされるやりがいのある仕事です。
医師は看護師の業務はできますが、ほとんどの医師はレセプト業務はできません。
病院の顔(受付)として一番最初に患者さんに接し、かつ、経営の基盤となる請求業務を支えるのは、まぎれもなく医療事務のスタッフであり、医療機関のまさしく縁の下の力持ちなのです。
医療事務は医療機関になくてはならない仕事なのです。
ただ、資格学校等の魅力的な宣伝文句に乗せられて、「資格さえ取ればすぐに就職できる」「自分の都合で働ける」「座り仕事で楽そう」などとは絶対に思わないでください。
そのような甘い考えで資格を取った人は、たとえ就職できても辞めていくことが多いと感じます。
普通の仕事と同じく資格だけで何とかなることもなく、それぞれに職場環境もあれば人間関係も当然あります。
医療事務は魅力的で、やりがいのある仕事ですが、魅力もやりがいもあなた自身が見つけるものです。
他の誰かが与えてくれるものではありません。
そして、魅力ややりがいというものは、経験と知識を積み上げ本当に人の役にたてる実力を身につけたときに見えてくるものだと私は思っています。
かなりの長文をここまで読み進めていただいているあなたは、本気で医療事務の仕事に就きたいのだと思います。
もしかすると、「本当に私にできるのかな?医療事務って大変そう。」と不安な気持ちもあるかもしれません。
ですが、あなた自身に問いかけてみてください。
「医療事務をあきらめて、何を目指すの?」
ちがう選択肢があるのなら、どちらがより自分に向いているのか考えてください。
そして、その仕事について10年後どちらがより自分の望む将来に近いかを想像してみてください。
もし他に希望する選択肢がないのなら、もしくは、今から見つけようと思うのなら、医療事務を目指すために”今”一歩踏み出しませんか?
目指す途中で違う方向が良いと思えばその時に方向転換すればよいだけです。
あなたにとってより良い将来は、行動しなければ見つからないかもしれませんし、その時点で「医療事務とどちらを目指そう?」と悩むかもしれません。
その時に、すでに医療事務の勉強を進め、就職面接も受けていれば、それだけ比較判断できる材料が有るということになります。
年齢や学歴、性別にかかわらず、あなたが本気で努力した先には医療事務がきっと理想の仕事になります。
本気で医療事務を目指し、頑張る人が一人でも増えれば、病院はもっと良くなると信じています。
いつか将来、病気で困っている人たちのために、あなたと一緒に働ければ嬉しいです。
医療事務になるための具体的行動を一歩づつ順番にお伝えしています↓↓↓