医療保険制度は社会保険、公的扶助、公衆衛生、社会福祉と言う日本の社会保障制度の一翼を担う社会保険の一部です。
日本の医療保険制度は2大制度になっており、『社会保険』と『国民健康保険』という2本の柱で支えられています。
日本の医療保険制度の中で、職場に勤めている人、いわゆるサラリーマンが入る保険を被用者保険と言います。
例えば、旦那さんが会社に勤めている働いていない奥さんや、パートなどで働いていてもいわゆる扶養内の収入の奥さん、またその子供も被用者保険の対象となります。
この被用者保険を別名『社会保険』とも言います。
(*社会保険につていは「社会保険」の意味は人によって違う!もご覧ください。)
そして、会社に勤めていない人やその扶養家族が入る医療保険が国民健康保険となります。
具体的には、自営業や、農業・漁業に個人で従事されている人、また定年退職した人等が対象です。
この社会保険、国民健康保険という2大保険で支えられているのが、日本の医療保険の大枠となります。
そして、その中で被用者保険は6つ、国民健康保険は2つに分類する事ができ、それ以外に後期高齢者医療制度というものがあります。
医療事務の実務を行う上で、患者さんがどの保険制度に加入しているのかを判断する事がまず最初に行うべきこととなります。
それぞれについて簡単に説明します。
このように日本の医療保険制度は、職場で勤めている人が加入する『社会保険』と、職場に勤めていない人が加入する『国民健康保険』という2つの大きな柱があります。
そして、両制度の加入者で75歳を超えた人(75歳誕生日から)は、後期高齢者医療制度に加入することになっています。